自然農の畑
自給自足の基本は「食」
基本的には自然農の畑で野菜を作っています。
現在の農業は、西洋農法が発達して深堀、化学肥料、農薬散布が行われています。
自然農法では、耕さず、肥料を与えず、農薬を撒かない。
刈った雑草を、畑に撒いて戻す。
地の力を重んずる。
ここでも、
地の力を増すために、畑に多様な生命系が育つように工夫する。
虫や雑草との共存共栄、自由と多様性の表現がある空間で野菜を育てる。
このような、生き生きとした環境がこの畑にはある。
そこで育った野菜は生き生きとして、生命力が強い。
その強い生命力を、感謝して頂く。
少量多種で種は固定種を使用してます。
種は随時、畑から採取してます。
種も自給自足が基本。
品目は、黒豆、大豆、花豆、とら豆、いんげん、 ソバ、アマランサス、えごま、タァツァイ、小松菜、水菜、しゅんぎく、レタス、きゅうり、トマト、ミニトマト、だいこん、かぶ、
ビート、ごぼう、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、にんにく、二十日大根、 かぼちゃ、ズッキーニ、アスパラガス ネギ、ニラです。
今年、購入した種は、白菜、大根、ズッキーニ、ビート、トマト、アスパラガスです。
北国は寒いので、野菜の種類によっては、苗を育ててます。
型にはまった、自然農法にこだわっては、いません。
あれはダメ、こうしなくてはならない、ではなく、おおらかに臨機応変にニセコの風土にあった、自然農法を実践しています。
そのためにも、毎年、実験を実践し、データを取って、分析する作業が必要です。
バッタが大量に発生したため、えひめAIや木酢液など、いろいろ、試しました。
虫が異常発生するのは、自然の法則で、バランスを取り戻そうとしている。
それでも、最初は、畑が、やられる。と危惧していましたが、バッタが食べる草は、ふきやイタドリが多かった。
一部、ごぼう、りんごも葉っぱを食べられましたが、その後、全体に拡散して、たいした、被害も出なかった。
大量のバッタの糞が、大地に蒔かれているのを見て、納得しました。
嫌っていた、バッタの存在が許せて、感動したのを覚えている。
バッタは枯らすばかりではなく、新たな生命を育む、土台を作っているんだと。