SALOME
役者
今田珠美
植木マサト
おかめ
キノ
こういち
鈴木まゆ
ツネトシ
橋本吾道
藤本阿理以
水畑 功
村上亜希

作  鈴木まゆ
台本スタッフ 藤本阿理以/水畑功
演出 水畑 功
舞監 橋本吾道
音楽 吉川達也 マイムマイム バイオリンVersion 鈴木洋介・チャランゴ&カリンバVersion 福井岳郎/大塚美可子
舞台 吾郷均
音響 遠藤晃治
照明 鈴木大介/村上亜希/吉田真季子
衣装 おかめ/井上ちえこ/田口ナヲ/寺田綾子/松本佳子/豊福教子
道具 泉裕昭
宣伝美術 滝町昌寛
美術 今田珠美/アラーキー.T/ワタナベミキ/寺廻憲志/滝町昌寛/柳瀬美保
記録 西田浩
制作 風狂フーガ
チラシ

野外天幕芝居
ニッポン十一ヶ所公演
日本11ケ所公演

松本  7/26(土),27(日)  あがたの森公園
伊達  8/2(土),3(日)   伊達駅前商店街、金森店跡地 
釧路  8/9(土),10(日)    栄町公園A面(噴水側)
越後  8/16(土),17(日)  城ヶ丘ピュアランド(雪まつり会場)
新宮  8/24(日)       御幸緑地
京都  8/29(金),30(土)   京大西部講堂前広場
笠岡  9/6(土),7(日)    笠岡古城山公園 
高知  9/13(土),14(日)   鏡川みどりの広場は変更になり、 イオン高知,東側広場にて公演します。
鹿児島 9/20(土),21(日)   甲突川左岸緑地公園(ライオンズ広場)
博多  9/27(土),28(日)  明治公園 
広島  10/3(金),4(土),5(日)広島城堀端北公園 

風狂テント内にての音楽イベント
京都  8/31(日) 風天音楽祭 

チラシより
前作「鼠の王国」から二年余りの間に、果てることのない暴力の連鎖は続き、瓦礫の 上に瓦礫を積み重ね地球の上を蝕むように増え続けている。私たちは、いつ迄ベンヤ ミンの呼ぶ「歴史の天使」のように、「ただひとつの破局」を見続けなければならな いのか。ユダヤ人である彼が生きていたら、彼の死後から現在に至るまでの出来事を どんなふうに表わすのだろうか・・・破局のヨーロッパを脱出し、たどり着こうとし ていたであろう希望の地アメリカは、いまは新たに破局を生み出す地であるし「乳と 蜜の流れる地」パレスチナは血と涙の流れる瓦礫の地である。これが、科学技術が進 歩し皆が幸せに暮らす「夢の21世紀」の現実なのだ。人々の幸せな生活を保障する ための科学技術は、何のためらいもなく人々を殺傷するために使われる。対人地雷な どは食べるための獲物をとったりする道具ではない、はっきりと人を殺傷するために 創造されたものである。しかも戦闘とは関係ない人々が犠牲になる可能性は、誰が考 えても明らかなのに、これを考案、設計、部品を組み上げ造る人がいるのだ。おそら く彼、彼女たちにも家族がいて、朝には家族と食事をし会話をし今日一日の無事を願っ ているはずなのに、このわずか数時間後には、いかにしたら沢山の人を殺傷できるの かと想像し技術を駆使しているのだ。このことを、「生活し、食べていくため」など とは言わせない。冗談じゃない。「生活し、食べていくため」という言葉は、自分の 意志とは関係なく「瓦礫とされた」中で、地雷や不発弾、薬きょうなどに使われてい るアルミニュウムや金属を、わずかなお金と引き換えるため仕方なく危険を承知で取 り出そうとし、誤爆で死んだり怪我をした人たちのためにあるのだ。そんな瓦礫の山 から何万キロも離れたこの島国でも、青天井(今はブルーシートか)のおっちゃんた ちが、黙々とアルミ缶を拾い集めている。まるでアルミニュウムの軽さが「お前たち の生きること」の重さだ、と言われているかのように、自分の背丈程もあるアルミ缶 を詰め込んだビニール袋に埋もれている。このところ、「嫌な感じ」の浮き世になっ てきて、ついついかたい文章を書き連ねてしまう、がしかし、望むところだ。もとも と不安や怒りをエネルギーにして芝居は成りたってきたのだ。こんなときこそ想像力 を働かせ、芝居の土俵に現実を引きずり込み、「嫌な感じ」など何処吹く風、軽やか に荒唐無稽、面白おかしく演じてみせることが、今年の芝居であり「惰」天使たちの 時間である。      水畑 功

本公演の画像